秘密のブース登場

kanazawa21coc2005-01-24

休館日の美術館。子供都市計画研究所も少しのんびりと時が流れます。静かな研究所内ですが、ある計画が動きはじめました。それはGTRY計画。子供都市のシンボルキャラクターでもあるトらやんが、ジャイアント・トらやんという巨大なロボットに。ジャイアント・トらやんは子供都市のモニュメントであり、子供の命令しか聞かないという噂。水面下では進行しており、調査にいったり、聞き込みにいったり。そしていよいよ子供都市計画研究所内でGTRY計画の制作が始まりました。しかしジャイアント・トらやんは制作過程を見ることができない様。なぜなら、キャットウォークからワイヤーが張られ、半透明のシートで工房内の一角を隠してしまったからです!!!
半透明であるが故に、人影や、モノがある状態はわかるようになっているみたいですが、実際的に何が行われているかはわからない感じ。秘密のベールに包まれた、謎の空間。一気に工房の雰囲気が変わりました。これからどのように進んでいくのかGTRY計画。これからデイリーニュースもシート越しでお伝えすることになると思われます。皆さん想像力、いや妄想力で見通してください。

・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トらやんっていったい何モノ!?
これから何日間に分けて、トらやん物語をお送りします。
 「トらやん物語」第1話  ヤノベケンジ 

勤勉な会社員だった父親は厳格で家の中では決して笑う事もない無口な存在だった。作家という浮草な生活を夢みる私とは相通ずるはずもなく顔を合わせると生き方の事で喧噪になっていた。
それが父なりに私の生活の事を心配していての事だと気づくのは何年も先の話なのだが長い間自分を認めてくれない父へのイラ立ちは消せなかった。
そんなある日の事。・・・・つづく