トらやんとジャイアント・トらやん

kanazawa21coc2005-01-25

各自の作業に入り、忙しさを増した子供都市計画研究所。村岡さんがトらやんヘッドの塗装を行います。先日ベースを塗装し終わったので、次は肌色に塗装。寒い中、一人外で、トらやんヘッドと1対1で向き合って吹き付けていきます。47ヘッズのトらやんが肌色に。これからディテールまで塗装していくため、スタッフのメーリングリストに塗装の協力のメールを送ります。
またマフラヴ・プロジェクト、何m編んだかわかるよう、シートをつくり、毎日更新していくことに。25日までのマフラーは32m。少しずつですが、着実に伸びていくマフラー。 
そして闇のベールに包まれたGTRY計画。半透明のブースには出入り口用のチャックがつけられ、スケッチや荷物、制作で使われるであろう発砲スチロールが中に運び込まれます。そして送風ダクトが工房の外からブースの中へ。これから一体どうゆう作業が行われるのでしょうか。

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 「トらやん物語」第2話 ヤノベケンジ
父の定年後しばらくして彼の住む実家に帰ると今に幼児の体が転がっていた。猟奇的なものを感じ足がすくんだがよく見るとそれは人形だった。「腹話術人形?」何を考えてたか突然父が購入したらしい。
吝嗇(りんしょく)な父のはずなのにその人形は6万もしたそうだ。
聞くと名前は「けんちゃん」という。不安になった。父が帰ってきて揚々と演じてくれたが、腹話術とは術者が幼児の様な高い声を発し人形との差異を出し演ずるのが基本ルールのはず、が父のそれはただのダミ越えだった。かわいい坊や人形の「けんちゃん」には到底似合わない。演技を辛辣に評すると父はひどく落胆し「明日人形を売りに行く」ともらした。心が少し痛んだが人には向き不向きがあるものだと自分に言い聞かせその日は帰った。