気分一新

kanazawa21coc2005-02-25

今日の朝『森の映画館』が韓国のソウルから帰ってきました。子供都市計画のきっかけとなった『森の映画館』は研究所がオープンしてから大人気のパビリオンの一つ。旅立ってからは、子供たちが映画館は?と聞かれ、今はいないんだと言うと、とても残念そうにしていました。せっかく帰ってきましたが手狭な研究所、『森の映画館』はしばらく収蔵庫に。そして昨日乾燥した『タンキングマシーン』と『ミニ・タンキングマシーン』も一緒に収蔵庫へと。
朝から大仕事をしたこともあって、GTRYチームは休養日ということになりました。なので、いままで騒がしく作業していた工房も今日はひっそり。しかし、他のパビリオンの模型作りや、トらやんヘッドの塗装などは静かに作業を行います。そして、片付け好きの神野さんが工房を整理してくれました。見違えてきれいになった研究所。夜になって『GTRY計画』は作業を再開。ベールの奥で白い大きな物体に格闘する青いつなぎを来た眼鏡の彫刻師の姿が。そして手前にはミニ・アトムスーツのヘルメットを直すヤノベさんの姿。実は今日戻ってきた森の映画館の前に立つトらやんが、重傷。実は首がもげてしまい、ヘルメットの角も崩壊。すぐに修理します。修理しはじめると、スタッフが一人ずつヘルメットを持ってヤノベさんの所に。研究所にいたトらやんがかぶっているヘルメット直してと持ってきたのです。ヘルメットも全て修理し、研究所も片付いて気分一新、作業が始まるのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと22日!

・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21このパビリオン


『森の映画館』ヤノベケンジ 2004 

「子供都市計画」のきっかけとなったヤノベさんの『森の映画館』。この作品は子供サイズの子供専用の映画館であり、上映される映画は核攻撃をいかに生き延びるかを教える教育番組にもなっている。小屋の内部は鉄板で作られ堅牢な核シェルターの機能を持つ。
森の映画館の前に立つ、トらやんは放射線を感知すると、歌って踊る。トらやんはヤノベさんの父親が生みの親であり、子供都市計画においてシンボルキャラクターでもある。トらやんは子供都市計画研究所において大量生産され、そして数十メートルの巨大なモニュメントへと、展開されていく。
『森の映画館』は帰ってきたが、また子供達が体験できるのは3月の最終披露展の時。それまではミニチュア版の『小さな森の映画館』で映画を楽しめる。