虫パビリオン!?

kanazawa21coc2005-03-02

ヤノベ所長のいない子供都市計画研究所。所長の不在で少し寂しげなスタッフ達ですが、さびしいなんていってられません!『GTRY』チームは、今日も工房を占拠して引き続き作業。昨日届いた荷物を使ってブース内と外と分かれて制作を進めている模様。そして他のスタッフもパビリオンを制作しています。21個のパビリオンは、子供達が実際に中に入って体験できる映画館や、テレビ塔など子供都市の施設や装置がありますが、その中に異色なパビリオンがつくられようとしています。それは虫の形をしたパビリオン。実際に存在する虫をモチーフにしているそうですが、その虫とは全長1cmほどのちいさなちいさな「シミ」という虫。実はこの虫、変態しない虫の一つ。変態しないとは子供から大人にかけて姿を変えないということ。生まれた時からずーっと同じ形。
そのシミの中に子供が入って、操縦するパビリオンがいまつくられています。モデル作りからはじまり、今日なんかはネットオークションで落とした子供が乗るようなミニ車が3台も研究所にやってきました。佐川急便とクロネコヤマトの配達員さんがダブルで届けに!
現実世界では1cmしかない小さな虫が子供都市の中では巨大なパビリオン虫となって現れる、そんな不思議な逆転現象も子供都市では起きてしまうのです。
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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと17日!

タイトスケジュール

kanazawa21coc2005-03-01

いよいよ3月。子供都市計画研究所の滞在制作も最終月となりました。刻々と迫る最終披露展の日。研究所内もますます慌ただしくなっていきます。今日はいろんな予定がかぶりながら進んでいくので、ヤノベさんは大変。
まず、『森の映画館』と『ミニ・タンキングマシーン』と『子供都市ガチャポン』が大阪にいくため、搬出。ついこの間収蔵庫にいれたヤノベさんの作品が運送屋さんの手によってあっという間にトラックの中に積み込まれていきます。そして研究所のオフィスに存在感たっぷりで鎮座していた『子供都市ガチャポン』とトらやんも一緒に。スタッフが先に準備して研究所前の広場に待っていたのですが、その間に小学生がたくさん集まってきました。子供達はヤノベさんやのびアニキに駆け寄り、「サイン下さい〜」と。その場で、のびアニキによる初サイン会を開催。さっきまで気持ち悪いとかいわれていたのに、サインをし出したら、あっという間に子供が集まります。もしかしたら最終披露展でも、のびアニキのサイン会がある!?

そして搬出が終わらないまま、『マンモス・パビリオン』の打ち合わせで、北陸冷蔵さんと創美会さんが来所。実際に氷づけにするマンモスや、設置会場などをチェックし、細かく打ち合わせ。実物を見て北陸冷蔵さんと創美会さんも興奮。ヤノベさんとアイデアを出し合いながら、打ち合わせをしていきます。そして、打ち合わせの途中で雑誌の撮影が入ります。次から次へと目まぐるしいスケジュールをこなすヤノベさん。しかし夜、ヤノベさんは電車で金沢を出発。実は明日からNHKの「ようこそ先輩」の収録が大阪でおこなわれるのです。今日搬出した作品もそのため。ヤノベさんは子供達にどんな授業をするのでしょうか?ヒントは2/23のデイリーニュースで取り上げた5分の1ヤノベさん人形です。放送は4月の予定とのこと。お楽しみに。
そして所長のいなくなった研究所はのんびり?いいえ、最終披露展まであとわずかなので休んでいる暇はありません。『GTRY』チームの彫刻師軍団はヤノベさんの指令を受け、工房を相変わらず占拠しながら、薬品臭を漂わせ、作業を行い、他のスタッフも各自の作業。ヤノベさんが戻ってくるまに、「おっ」といわせられるくらいまで、作業を進めるのです。
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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと18日!

GTRY工房を占拠

kanazawa21coc2005-02-28

2/28である今日は2月最後の日。そして明日からもう3月になります。月日が経つのがあっという間に感じます。
そんな2月最後の日。「GTRY」チームが朝から工房内を全て占拠し、それ以外のスタッフは追い出され、オフィス側に追いやられてしまいました。もともとの「GTRY」ブースはヤノベさんが一人で占拠。一人でモデルと向き合いながら作業をしている模様。そしてブースの外側では、「ジャイアント・トらやん」の本体が出されています。テレビ塔やトらやん・ヘッド・トレインが養生され、工房全てのスペースを使って今日一日作業を行うとのこと。工房とオフィスをつなぐ扉も完全に閉められ、樹脂の薬品臭い匂いだけが、オフィス側に漏れる中、石のパビリオンを制作している全くんはキッチンとトイレの間で作業。ガスコンロで、にかわをあっためたり、塗装したりと、おもしろおかしな制作風景です。またトらやんヘッドをつくるのに燃えている北脇さんはパビリオンの集まったコーナーで「トらやんヘッドブース」をつくり、一人で黙々と1体1体のトらやんの目や眉毛を描いていき、命をふきこんでいきます。各々の使命を持って作業は日々行われていくのです・・・

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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと19日!

うれしいプレゼント

kanazawa21coc2005-02-27

今日は朝からうれしい来客が。子供達の手によってまるびぃをあたためてあげようという大プロジェクト「マフラヴ・プロジェクト」に参加してくれた子供がお母さんとともに来所。手紙と手作りケーキを研究所に持ってきてくれました。手紙にはスタッフにマフラーの編み方を教えてくれてありがとうという言葉と一緒にスタッフと撮った記念写真が同封されていました。そして手作りケーキはまあるいホールでその周りを毛糸でリボンされていて、まるびぃに見立ててあり、マフラヴの再現となっているという、とてもかわいらしいもの。ヤノベ所長をはじめとして、スタッフ一同大感激。ケーキもおいしく頂きました。本当にありがとうございます!また、今日NHK金沢で「中部NOW」という番組の中で子供都市計画のことが紹介されました。2月初めに取材が入り、とうとう今日放送だったのです。放送直後いろんな人から、テレビで放送しているよと、メールや電話がなります。こうやって、ここでの活動が浸透し、喜んでもらえるというのはうれしいことです。
ケーキを食べてスタッフは元気になって、作業に没頭するのです。
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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと20日

マンモスが、トらやんが

kanazawa21coc2005-02-26

昨日の夜から降り始めた雪はこんこんと積もり、朝ヤノベさんが研究所に来たときは20cmほど積もっていました。研究所の前の融雪装置のついた道の部分には、マンモスと台が置かれていたため、全く通れない状況に。マンモスにも雪がどっさり積もり、氷づけではないですが、シベリアのマンモスのように、埋まってしまいそうな雰囲気。自然によるインスタレーションはいい感じ。早く3月の最終披露展でのマンモス・パビリオンが楽しみです。
そして研究所は昨日の休養日で充電した彫刻師軍団が、『ジャイアント・トらやん』に立ち向かう姿がベール越しで見ることが出来ました。『ジャイアント・トらやん』の胴体らしきものに四方八方(実際は5人だったので五方?)から彫刻師たちが『ジャイアント・トらやん』と格闘している影。そしてヤノベさんの『ジャイアント・トらやん』のモデルと向き合っている姿が。
オフィス側では着々と進むトらやんヘッド。まつげをつけるため、女性用のつけまつげを買って、トらやんの目につけてみると・・・なんとトらやんが女性に見えてしまう!結局パーティ用のつけまつげをつかうことになりましたが、つくる人によってトらやんの顔は変わってしまうほど、トらやんの存在は計り知れないものがあるのです。3月のお披露目には、トらやんヘッドたちはどのように子供都市において展開されるのか?未だ誰も予想できないのです。
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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと21日!
残すところあと3週間!!

気分一新

kanazawa21coc2005-02-25

今日の朝『森の映画館』が韓国のソウルから帰ってきました。子供都市計画のきっかけとなった『森の映画館』は研究所がオープンしてから大人気のパビリオンの一つ。旅立ってからは、子供たちが映画館は?と聞かれ、今はいないんだと言うと、とても残念そうにしていました。せっかく帰ってきましたが手狭な研究所、『森の映画館』はしばらく収蔵庫に。そして昨日乾燥した『タンキングマシーン』と『ミニ・タンキングマシーン』も一緒に収蔵庫へと。
朝から大仕事をしたこともあって、GTRYチームは休養日ということになりました。なので、いままで騒がしく作業していた工房も今日はひっそり。しかし、他のパビリオンの模型作りや、トらやんヘッドの塗装などは静かに作業を行います。そして、片付け好きの神野さんが工房を整理してくれました。見違えてきれいになった研究所。夜になって『GTRY計画』は作業を再開。ベールの奥で白い大きな物体に格闘する青いつなぎを来た眼鏡の彫刻師の姿が。そして手前にはミニ・アトムスーツのヘルメットを直すヤノベさんの姿。実は今日戻ってきた森の映画館の前に立つトらやんが、重傷。実は首がもげてしまい、ヘルメットの角も崩壊。すぐに修理します。修理しはじめると、スタッフが一人ずつヘルメットを持ってヤノベさんの所に。研究所にいたトらやんがかぶっているヘルメット直してと持ってきたのです。ヘルメットも全て修理し、研究所も片付いて気分一新、作業が始まるのです。

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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと22日!

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21このパビリオン


『森の映画館』ヤノベケンジ 2004 

「子供都市計画」のきっかけとなったヤノベさんの『森の映画館』。この作品は子供サイズの子供専用の映画館であり、上映される映画は核攻撃をいかに生き延びるかを教える教育番組にもなっている。小屋の内部は鉄板で作られ堅牢な核シェルターの機能を持つ。
森の映画館の前に立つ、トらやんは放射線を感知すると、歌って踊る。トらやんはヤノベさんの父親が生みの親であり、子供都市計画においてシンボルキャラクターでもある。トらやんは子供都市計画研究所において大量生産され、そして数十メートルの巨大なモニュメントへと、展開されていく。
『森の映画館』は帰ってきたが、また子供達が体験できるのは3月の最終披露展の時。それまではミニチュア版の『小さな森の映画館』で映画を楽しめる。

タンキングマシーン乾燥中

kanazawa21coc2005-02-24

3月の展覧会に向け着々と準備を進めている子供都市計画研究所。『GTRY計画』に線路作り、トらやんヘッドに、5分の1ヤノベさんと、同時多発的にそれぞれスタッが作業を行うので、研究所はどんどん手狭になっていきます。作業スペースはオフィス側まで来て、全てがフル稼働。完成したパビリオンも追いやられてしまうほど。そのため、タンキングマシーンとミニ・タンキングマシーンを美術館の収蔵庫にいれることにしました。収蔵庫は美術作品を保存するために、厳重に空調が整えられているので、昨日から水を抜き、今日は一日乾燥させます。特にタンキングマシーンは投光器と扇風機をつかって乾燥。
そして明日には親子そろって、しばらくは収蔵庫でお休みです。
今度もどってくるときは3月19〜21日の子供都市計画最終披露展『子供都市―虹の要塞―』。特に、20、21日には親子タンキングマシーンを体験できます。今まで、「中に入れないんですか」とよく聞かれましたが、とうとうその時がやってきます!皆さん水着持参でお願いしますね。
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○子供都市までのカウントダウン○

子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと23日!

展覧会中のイベントその1
「親子でタンキングマシーン瞑想体験」
 3/20・21の午後1時〜5時
 水着持参・1人20分・当日の予約制