太陽も設置

kanazawa21coc2004-12-30

今日も引き続きスタンダの設営です。今日は太陽の取り付けと配線の接続。しかし朝から雪が降っており、だんだん強くなっていきます。昨日といい、今日といい天気がすぐれない中の作業、大変です。まずは美術館の屋上に上がり、屋外用に改良された太陽の部品を付けていきます。防水シートが弱いから十分に注意する様いわれたので、慎重に作業を行います。そして太陽を展示室の建物の立ち上がり部分に挟んでボルトで締めていきます。もちろん位置はセンターで。スタンダの立ち上がった目線の先です。
太陽が取り付けられた後、電気コードをコンセントのある位置まで伸ばしていきます。スタンダは立ち上げると目線の先にある太陽が輝きを増す作品なのですが、ここでは、うずくまっている状態では点滅、立ち上がりはじめると点灯し、またうずくまるまで点灯し続け、また点滅していくようにしています。そのため、その装置を赤外線でとばしてスタンダと太陽を連動させます。赤外線を飛ばす装置を展示室5からさきほどの太陽の電気コードを伸ばしたコンセントまで持っていくのですが、足りない!計算をしたのは新谷です。すみません。その後、ヤノベさんは村岡さんと一緒にコードとそのコードを押さえるための土のうを買いに出かけました。
長瀬さんはひたすらプログラミング。ようやく完成し、買い出しから戻ってきたヤノベさんと最終のチェックを。ちゃんとうずくまっている時は点滅し、立ち上がると点灯します。配線のつなぎ方をヤノベさんと確認して長瀬さんは飛行機の時間があるので、そのまま出発。ありがとうございました!
ヤノベさんは早速、買って来たコードを伸ばし、基盤に繋げていきます。今回のスタンダと太陽の連動にはたくさんの配線があって、ひとつひとつヤノベさんは配線していきます。「自分で電気工事までやっとるで。」というほど本当にスタンダの設営には何から何まで自らやっています!途中その様子を、長谷川学芸課長やスーパーファクトリーの佐野さんや他のスタッフものぞきに来たり。
また赤外線の感知器は屋外に設置するので防水・妨雪用に井上くんがボックスをつくります。その中に基盤を入れ、しっかりと固定してスタンダの設置が完成!金沢21世紀美術館ならではのスタンダの展示です。みなさん年明けの開館を楽しみにしていて下さいね。
さてさて研究所内は・・・?多田さんも戻って来て吉田さん野々瀬くんとトらびぃづくり。手袋や長靴ができつつあり、実際にはめてみて確認。また中にはいる入り口をきれいに処理したり細かい作業が続きます。福島さんは『トらやん・ヘッド・トレイン』を研摩します。ひたすら磨く福島さん。しまいには、『トらやん・ヘッド・トレイン』に馬乗りしながら磨いていきます。そして原田さんと邦仁くんはテレビ塔を、足もできあがり、頑丈なものにするするため、鋼材を買い足し補強していきます。全くんは石のパビリオンを引き続き制作。そして村岡さんは今日桑村さんと感動の再会!子供デスコを手伝ってもらったお返しとして、桑村さんの研究の被験者になる約束をしていたのです。大西さんとまやちゃんを引き連れ、旅立っていきました。一体どんなことをやっているのか・・・
3人がいない中、大場さんのうちの晩ごはんをして、年末らしく大掃除を!年末も残っているメンバーがちらほらいますが、気分一新2005年を迎えれそうです。