ついに200m

kanazawa21coc2005-01-30

昨日の天気とは一転、今日の金沢は雪、風が強い日。噂では一生に一度あるかないかの寒波が北陸地方に来ているとのこと。しかし、今日はいつもヤノベさんの作品を撮っている豊永さんが来所する日でもありました。当初は親子タンキングマシーンを千里浜という砂浜まで車で走ることのできる海岸で撮影予定。しかしますますひどくなるこの天気で急遽取りやめに。美術館の搬入口にて撮影をすることに。あの大きなタンキングマシーンがトラックに積み込まれ、美術館内に移動。いきなりの出来事に、美術館に訪れた人々も立ち止まって見てたり、館内のガラス越しからこちらに目線を送っています。
また今日は北国新聞に「マフラヴ・プロジェクト」のことが記事に載りました。やはり新聞の宣伝効果は大きく、オープンの1時前に「マフラー編みに来たんですけどやってますか?」と訪ねます。その後も新聞を見た子供たちが続々と。他にも先週来てくれた子たちが友達を連れてまたマフラーを編みに来所。どんどん子供たちとの交流が広がり、そして深まっていくこのワークショッププロジェクト。今日は雪の中13人の子供たちが来てくれ、マフラーの長さは53m。合わせてなんと200m。目標が400mなので半分到達。折り返し地点まで来ました!これからどんどん子供たちの思いとともにマフラーをのばしていきます。

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ヤノベケンジ所長の作品

「タンキングマシーン」1990
「ミニ・タンキングマシーン」2004
ヤノベさんの初期作品であり、金沢21世紀美術館のコレクションでもある『タンキングマシーン』。タンク内部は体温程度に温められた生理的食塩水で満たされ、体験者は感覚機能を剥奪された状態で浮遊し、瞑想状態に入ることができる作品。その作品が子供都市計画の中で『ミニ・タンキングマシーン』として新たに誕生しました。この作品は110cmくらいの子供サイズとなっており、ヤノベさんは2004年10月の美術館オープン前から制作を始め、11月6日トらやんまつり「トらやん・ナイト・フィーバー」によって初公開しました。親子タンキングマシーンとしてここ子供都市計画研究所に仲良く並んでいます。