金沢の力もくわわって

kanazawa21coc2005-03-09

いよいよ子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと10日!!
デイリーニュースでもカウントダウンを毎日行ってきましたが、とうとう10日前となりました!目まぐるしい勢いで過ぎていく時間、そして怒濤のように行われる作業、作業。
今日の作業は『GTRY計画』や『MAN/GATE』『子供都市ステーション』などのパビリオン制作。そしてトらやんヘッド制作はとうとうトレードマークのバーコードがつけられました。完成はもう目の前。このトらやんヘッド制作、金沢美大の北脇さんが自分でやりたいとヤノベさんに申し出て、オフィス内にパビリオンで囲まれたブースを作り、毎日毎日、トらやんを見つめながら作業。自分がつくったトらやんが一番かわいいと思っているらしい。
そして午後にはミニトレインの富田さんがいらして、最終披露展の子供都市鉄道について、打ち合わせを行いました。今まで、11月、1月、2月のトらやんまつりに出動し、人気を博した子供都市鉄道。工房の前の広場、美術館の外周に沿って、そして美術館に沿った線路は次の広場へ展開されました。そして次は?なんと美術館の周りをぐるりと包囲するかのごとく、一周してしまうのです!!これも金沢21世紀美術館がまあるい建物だから出来ること!そして子供都市のパビリオンがある広場(ゾーン)に子供達を乗せて走るのです。
また今日は展覧会当日のために、用意した子供都市パスポートを入稿。これは子供都市のことや21個あるパビリオンの説明が書いてあり、パビリオンを巡ってスタンプラリーできる代物。しかも全部のスタンプを集めると・・・というお楽しみ付きです。
そして夜、中村さんのアトリエに邦仁くんが。じつは毎日中村さんのアトリエにいっていたのですが、ヤノベさんが作った『ジャイアント・トらやん』の頭部の原型から型をおこし、修正を行っています。そしてもうすぐ試作が作られるとのこと。そして研究所では金沢美大の藪さんが『子供都市ガチャポン』のなかのアイテムの一つ、トらびぃポシェットの制作。トらやんだけでなくトらびぃも大量生産。
といったように金沢市民のパワーが大きくなっている一日でした。

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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと10日!

急募!!子供都市計画研究所スタッフ
子供都市計画研究所ではスタッフを募集します。子供都市計画最終披露展『子供都市―虹の要塞―』の展覧会スタッフとして、パビリオンの対応や案内役をやっていただける方を募集します。
日時:3月19、20、21日の10:00〜17:00

詳しいことは下記のメールまで問い合わせください。
coc_torayan@hotmail.com
担当新谷まで

新たなパビリオン制作開始

kanazawa21coc2005-03-08

工房内では、『GTRY計画』の彫刻師軍団が一斉にアルミをはり、そのスピードは昨日に増して加速していきます。最終披露展まで日にちが迫っていることもあり、彫刻師一人一人の『ジャイアント・トらやん』に対する向かい方が段々鬼気迫るものになってきたような気がします。
そして同時に、他のパビリオン制作を行うスタッフたち。残り11個のパビリオンを完成させるために、工房内の限られたスペースで、またはみだしてオフィス側で作業を行っています。そして今日藤本由紀夫さんが新たなパビリオンの制作を行うために金沢入りしました。藤本さんは日常にある、ごくありふれた物を組み合わせて、サウンド・オブジェなどの制作やインスタレーションを行い、日常とはちょっと違う視覚や聴覚を体験させ、人間の知覚を再認識させてくれるアーティスト。
子供都市計画研究所がオープンしてから、『EARS WITH CHAIR FOR CHILDREN ONLY』というパビリオンをつくり、そして2つ目のパビリオンを制作します。その名も『MAN/GATE』、大人の中を子供がすり抜けるというもの。体験する子供はもちろん、その様子を見る大人の知覚や感覚をくすぶってくれる作品に違いなさそうです。研究所に来て早速、ヤノベさんと打ち合わせを行い、作業に入りました。どんなパビリオンなのかは、最終披露展で明らかになりますよ。

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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと11日!

急募!!子供都市計画研究所スタッフ
子供都市計画研究所ではスタッフを募集します。子供都市計画最終披露展『子供都市?虹の要塞?』の展覧会スタッフとして、パビリオンの対応や案内役をやっていただける方を募集します。
日時:3月19、20、21日の10:00〜17:00

詳しいことは下記のメールまで問い合わせください。
coc_torayan@hotmail.com
担当新谷まで

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21コのパビリオン? 3/21
『EARS WITH CHAIR FOR CHILDREN ONLY』
藤本由紀夫  2004

 「もし我々の耳が象や兎のような形をしていたらどのような音が聞こえるのだろう?」といった素朴な疑問から生まれた『EARS WITH CHAIR』。座るための椅子が用意され、ちょうど耳の位置から2本のパイプが伸びている。椅子に座ってパイプに耳をあてると、長い耳の人間に変身するという作品だ。
 大人用の椅子を使用しているため、子供は椅子に立って苦労して聞いているのを藤本さんが見ていたので、今回子供専用の作品である『EARS WITH CHAIR FOR CHILDREN ONLY』がつくられた。子供都市では逆に大人が座れず聞くことができないと残念がっている。体験した子供たちは最初はどうなるのか分からないのか恐る恐る座ってみるが、いざ座ってパイプを耳に当ててみると、いつもと違う聞こえ方にびっくりして、面白がっているのが印象的だ。
 音を聞くという日常の知覚から、少し角度を変えた知覚体験をすることによって、普段何気なく聞いている音も新たな発見があるに違いない。普段聞いている街の音、そして長い耳になって聞く街の音は子供たちにどのような子供都市の視点をあたえるのだろうか。

予告編堂々完成!ぜひ見てください!!

kanazawa21coc2005-03-07

休館日の美術館と子供都市計画研究所。人も来ることもなくスタッフは集中して作業に入ります。『GTRY』チームは昨日に引き続き『ジャイアント・トらやん』のアルミはり。ヤノベさんや優秀なスタッフたちがアルミを切り、叩き、そして打ち付けていく。『ジャイアント・トらやん』はアトムスーツを着てはいますが、その細かなアルミのカタチのデティールは、「トらやん」のアトムスーツとは違っています。顔も鼻が無かったりと『ジャイアント・トらやん』は「トらやん」が大きくなったというのではなく、トらやんというキャラクターの存在の新たな広がりを感じます。奥のブースでは『ジャイアント・トらやん』腕の部分を、成形し、樹脂をはっていく作業を行います。工房内では同時に『GTRY計画』の2つの作業が進行。その作業は流れるようで、ちょっと見ない間にその様子が変わります。
最後にお知らせ
昨日初公開された『子供都市?虹の要塞?』の予告編ムービーがダウンロードできるようになりました。
是非皆さん、ダウンロードして、約5ヶ月間の子供都市計画研究所の軌跡と、さらにこれから加速する物語をご覧になってください!!!

●real player再生用 mid. size(4.8MB)
http://web.iminet.ac.jp/coc/tfilm/COC_trailer.rm
●Windows Media Player7以上再生用 mid. size(3.6MB)
http://web.iminet.ac.jp/coc/tfilm/COC_trailer001.wmv
●QuickTime5以上再生用 large size(13.5MB)
http://web.iminet.ac.jp/coc/tfilm/COC_trailer_srs.mov

copyright 子供都市計画研究所 2005
制作:Kenji Aoki, Kenji Yanobe

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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと12日!

急募!!子供都市計画研究所スタッフ
子供都市計画研究所ではスタッフを募集します。子供都市計画最終披露展『子供都市?虹の要塞?』の展覧会スタッフとして、パビリオンの対応や案内役をやっていただける方を募集します。
日時:3月19、20、21日の10:00〜17:00

詳しいことは下記のメールまで問い合わせください。
coc_torayan@hotmail.com
担当新谷まで

『ジャイアント・トらやん』ついに一般公開

kanazawa21coc2005-03-06

晴天に恵まれた今日はお客さんもたくさん来所しました。特に目を引いたのは昨日その姿があらわになった『ジャイアント・トらやん』。今日の陽気にさそわれるかのように、工房の扉が全開。『ジャイアント・トらやん』が一般に初公開されたのです。
扉の奥には聳え立ち、いまにも天井につきそうな『ジャイアント・トらやん』の上半身。外からでも十分に目立つそのモニュメントに向かって、美術館からお客さんが流れてきます。そして工房を覗くと、彫刻師軍団がパフォーマンスするかのように、制作を行っています。ヤノベさんがどのようにアルミをはっていくかカタチを決めながら、線を描いていき、一斉に彫刻師軍団が『ジャイアント・トらやん』の胴体に向かって作業。あっという間に黒い体がシルバーの輝いたものになっていきます。覗いた子供も大人も未だかつて見たことのない巨大ロボットに感嘆の声。
そしてオフィス側にも人は流れてきます。人・人・人。相変わらず子供達に人気の『子供都市ガチャポン』、そしてトらやんヘッドは今日、残り少ないサイド&バックヘアーがつけられ、落ち武者のように。やはりバーコードがトレードマークのトらやん。完成までもう一息といった所でしょうか。
また『子供都市―虹の要塞―』の予告映像が完成。こちらも一般初公開。テンポのよすぎるBGMは『GTRY』チームのアルミはりのスピードがますます加速していきます。お披露目2週間をきり、ついに謎の『ジャイアント・トらやん』の規制が解除。今日一日で圧倒的な作業を行い、これから目が離せない!

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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市―虹の要塞―』まであと13日!

急募!!子供都市計画研究所スタッフ
子供都市計画研究所ではスタッフを募集します。子供都市計画最終披露展『子供都市―虹の要塞―』の展覧会スタッフとして、パビリオンの対応や案内役をやっていただける方を募集します。
日時:3月19、20、21日の10:00〜17:00

詳しいことは下記のメールまで
coc_torayan@hotmail.com
担当新谷まで

子供都市出現まであと2週間!

kanazawa21coc2005-03-05

子供都市計画最終披露展『子供都市?虹の要塞?』まであと2週間となった今日。まず、レジデンスにてスタッフ間のミーティングから始まりました。各自の作業状況を確認し、これからの展覧会に向け一気団結。ミーティング後は研究所に戻り、また各自の作業に入ります。
そして夕方ヤノベさんが帰ってきました。戻ってきて早速作業に入るヤノベさん。だんだん手狭になってきたこの工房。前々からオフィス側にもせり出してきた作業スペース。これからパビリオンももっと増えるのに、これ以上は無理という所まで来てしまったので、完成した『子供デスコ』『Please Come In, But Children Only』『Conduct r』の三作品のパビリオンをある所にしまってしまうことに。まず3つのパビリオンを前の広場に出し、運ぶ準備。広場にパビリオンが出ると目立って、美術館に訪れた人々の注目を集めます。そしてユニックを出し、パビリオンを積んで美術館の地下へ・・・しっかりとブルーシートで養生し、お披露目までお休み。収蔵庫にいるヤノベさんのパビリオンといい、今回のパビリオンといい、研究所からいなくなってさみしい感じではありますが、これからどんどんまた増えていくであろうパビリオン。また賑やかになるのは目の前のことでしょう。お休みしたパビリオンには3/19〜21までおあずけですが、忘れないでくださいね。
またパビリオンの移動と同時に工房内では『ジャイアント・トらやん』の胴体に頭がのりました!謎のベールにつつまれていた『GTRY計画』。工房内にその姿をあらわにしたのです。少し開いた工房の扉から垣間見える『ジャイアント・トらやん』の存在感はなんともいえないもの。これで下半身が出来たらどうなるのでしょうか?あと2週間となった子供都市計画最終披露展にて堂々公開です。
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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと14日!
あと2週間!だんだん近づいてきました。

出入りが激しい一日

kanazawa21coc2005-03-04

今日はなんだか、研究所内がばたばたした一日でした。
まずヤノベさんより一足先に『森の映画館』、『ミニタンキングマシーン』、『子供都市ガチャポン』、トらやんが金沢に帰ってきました!『森の映画館』、『ミニタンキングマシーン』は収蔵庫にもどり、しばらくお休み。『タンキングマシーン』は『ミニタンキングマシーン』が戻ってきて、親子がそろい、うれしそう。
そして『子供都市ガチャポン』、トらやんがいない研究所はがらんどうで、少しさみしかったけれど、戻ってきて今度は逆に賑やかになりました。というよりかは、パビリオン制作がオフィス側にまで侵入している分を考えると、ギュウギュウに。21個に到達するまでまだまだあるパビリオン。このままだと飽和状態になってしまいます。ちょっと今後が心配。また今回お世話になった樋口運送さんは、去年の『メガロマニア』展や今度開催される豊田市美術館の個展でもお世話になっているところ。スタッフも仲がよく、楽しく搬出搬入が行われたのでした。
そして今日3月の最終披露展のチラシが届きました。美術館にもう置いてあるので是非手に取ってください。キーワードは「ゴシゴシ」。『ジャイアント・トらやん』のシルエットをゴシゴシすると・・・というお楽しみ付きのチラシです。
そして今日は金沢市内の小中学生を招待するミュージアム・クルーズ最終日。約5ヶ月間で4万人もの子供達がまるびぃこと金沢21世紀美術館に来館。その多くの子供たちが子供都市計画研究所にも来所してくれました。たま〜に100人くらいの子供達が研究所内に訪れ、こちらがてんてこ舞いになったときもありましたが、子供達の素直な反応が面白いものでした。またこのプロジェクトが浸透したのも、ミュージアムクルーズで来た子供達がまた友達と、そして親御さんと一緒に足を運んでくれたからというのも一因でしょう。明日から、少し来客も落ち着くかもしれませんが、19~21日にまた来てくださいね!!
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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと15日!

看板制作開始

kanazawa21coc2005-03-03

ひな祭りの今日は、ミュージアムクルーズの子供達が多く来所。一般には完全封鎖の工房や、『子供都市ガチャポン』がいないにもかかわらず、子供達は子供都市計画研究所の中に興味津々。『小さな森の映画館』や大量生産しているトらやんヘッドの作業を食い入るようにみています。『子供都市ガチャポン』は標本箱とトらやんが説明しているパネルだけが残っているのですが、ちょうどパネルの横にトらやんがいるものだから、子供達はトらやんがガチャポンだと勘違いする場面も!すごい発想力です。
あいかわらず、工房内では『GTRY』チームが占領して作業。刺激臭をまき散らして作業を行っています。ですが夜から看板チームが工房側で作業をはじめました。今日はパネルに墨だしを行い、スタッフの顔をトレース。1月からトらやんまつりのために描かれた看板。エスキースを拝見すると3月の最終披露展の看板は、「ジャイアント・トらやん」を中心に、21個のパビリオンやヤノベさん率いるスタッフの面々が描かれ、ますます賑やかになる感じ。半年の滞在制作の集大成というのが、看板にもあらわれています。これからどのように描き込まれるのか楽しみなところです。
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○子供都市までのカウントダウン○
子供都市計画最終披露展『子供都市-虹の要塞-』まであと16日!